◆写真上:黒木 正樹くん(2012年卒業)(JICA海外青年協力隊:ケニア)
◆写真下:橋 春人くん(2012年卒業)(JICA海外青年協力隊:パプアニューギニア)
さらにもう一人の高橋春人君は、いつか外国に住んでみたいと考えていたようです。加えて、JICAの支援活動に関心があったこともあり今回応募しました。第一志望はセネガルでマングローブと養蜂の仕事に従事したかったのですが、結果的にパプアニューギニアに行くことになりました。ここで村落開発という事業に参加します。農林水産関係の仕事を通して部族が自給自足できるように支援する活動に従事し、最終的には村落のコミュニティ作りに関わるという内容です。公用語は英語ですが、部族のことばも勉強するそうです。
二人はそれぞれ3ヶ月半に及ぶ事前研修を受け、6月末に赴任します。さらに現地で1ヶ月の研修を受けて、配属先へ就きます。研修は業務に関わる具体的な内容と語学研修です。二人とも、それぞれの国にとって大変重要な仕事に携わります。慣れ親しんできた日本とはかなり異なるいわば未知の世界へ飛び込むのです。二人と話していて、貴重な経験を通して世界貢献という重要な任務に就くという気持ちの高まりがあるように感じました。
伊東マンショが天正遣欧少年使節としてローマ教皇に謁見して帰国するまで8年かかっています。命がけの船旅でした。若者とは何か。端的に言えば、失敗を恐れず自分が志す道(未知)へ挑戦することではないでしょうか。国や地域によって、人々の考え方、習慣などの違いもあるでしょうから新鮮な驚きや出会いがあるかもしれませんね。それもいい勉強になります。大学を卒業するということは、今までの大学での学問(academic studies)から現実の世界での学び(real life learning)へ移行していくということになりますが、それにしても、いきなり「未知との遭遇」ですから刺激的で魅力100%ですね。本学で学んだアクティブ・ラーニングを駆使して現地コミュニティにうまく順応し、現地の人々から評価されるような成果を出していただきたいと思います。また、在学生の中からもこの二人に続き挑戦する学生が出てきてほしいものです。
学長室の窓から
学長 隈元 正行

